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『デクスター』リタ、ルーメン、ハンナ、デブラ…彼の愛した女性たち

『デクスター』リタ、ルーメン、ハンナ、デブラ…彼の愛した女性たち

デクスターの愛した女たち

『デクスター』のなかで「サイコパスは本当の意味で人を愛することができない」とサイコパス研究家のエブリン・ボーゲル博士が発言します。

ですが、デクスターはハンナや妹デブラ、息子ハリソンに対して深い愛情をもっているように見えました。博士はそれを「興味深い」研究対象としてみていました。

彼はサイコパスに欠けているといわれる脳の共感性があるタイプなのか(先天性サイコパスと後天性ソシオパスが半々ぐらいとか?)、または脳の他の部位が補ってそのような感情がわいているのかはわかりません。そのらしからぬ感情がときおり見られるのがデクスターなのであって、面白いところです。

デクスターの愛した女性たちについてまとめました。

※この記事はネタバレを含みます。

1

リタ・ベネット

リタはDVを受けた過去から男女の深い関係になることができず、最初はデクスターには都合がいい女性でした。当初は隠れ蓑としての彼女でした。

その後次第に彼女に対しての愛情を感じ始めます。しかし彼が一緒にやっていこうとしていたさなかに、リタはトリニティキラーに殺害されてしまいます。デクスターは大きな喪失感を味わいます。悲しみを乗り越える方法は例の「狩り」なので、そこはデクスターなのですが。

リタは彼のダークサイドを知らないままでした。

もし亡くなっていなければ、リタとはいい家庭生活が築くことができたのか? いずれ彼のダークサイドを知って別れが来たのかなとも思います。


2

ルーメン・ピアース

デクスターは「狩り」の場面を監禁被害者のルーメンに目撃されてしまいます。しかし彼女は彼に復讐を手伝ってくれと頼みます。

彼女は殺人にも加担しますが、復讐が終わった後、我に返って彼の元を去ってしまいます。元の生活に戻りたいと。

結局は理解者ではなかったのだとデクスターは落胆します。


3

ハンナ・マッケイ

ハンナは連続殺人の犯人だとして、デクスターの「狩り」のターゲットとなりましたが、彼は彼女の命を奪わずに、逆に心を奪われてしまいます。

ちなみにハンナは「(殺人)したくてしているのではなくて、そうせざるを得ない状況になる」と語っていて、ソシオパスなのかもしれません。

シーズン7で一旦二人は別れますが、シーズン8で再び結ばれる二人。

デクスターは彼女への愛で満たされて、「 無用な狩りはしたくない」というらしからぬ人間らしい言動をとります。

ただ結局最後に彼は「自分に近づく人はみんな不幸になる」と、自ら孤独な道へと進むのですが…(議論を醸すエンディングにつながります)

このハンナ役のイヴォンヌ・ストラホフスキー、逆らえる男性はいるのかなと思うくらい、魅力的な美人なんでした。デクスターもメロメロで、一時は普通の人になってしまうっていう。


4

デブラ・モーガン

義理の妹。シーズン6で兄の裏の顔を知ってしまい、兄への想いと罪との間で苦しみますが、最後は兄のありのままを受け入れます。

ボーゲル博士はデクスターに「自分の利益になることを愛情と錯覚している」といいますが、彼は妹との関係では人間らしい妹想いの表情を見せるのでした。


5

エブリン・ボーゲル

デクスターは ボーゲル博士と養父ハリーが「掟」を作ったことから、彼らが「自分を作ったのだ」と語ります。

博士を自分を育てた親のように親しみを感じるようになるのも自然な流れに感じました。

最後に彼女がなくなったときのデクスターの悲しむ姿も印象的でした。

存在感のある役者さんですよね。デクスターはキャスティングが絶妙です。

おまけ
ボーゲル役のシャーロット・ランプリングは若い頃が超絶美人ですね。


そして配信が予定されている続編では、新たな女性の姿がありそうです。新シーズンが楽しみですね。

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